2019年06月13日

ヘッドフォンチューニング ソニー MDR−1AM2

少し前の事ですが、お客様よりヘッドフォンチューニングの依頼がありました。

機種はソニーのMDR−1AM2。新品です。


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ソニーのMDR−1シリーズは毎年のようにバージョンアップを繰り返してますが、年を追うごとに良くなってる印象です。

チューニングの内容としては、イヤーパッドを外してドライバーを取り出し、純正のケーブルとドライバーの間に1段のラダーを組み込むという物です。

まず、傷対策にハウジングにマスキングを施します。施工前はこんな感じですが


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施工後はだいたいこんな感じです。
次にイヤーパッドを取り外します。


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ドライバーが見えてきたので取り外します。
上の写真が左で下の写真が右です。


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バランス対応が標準なので極数が多いのがわかります。
ここにラダーを組み込んでいきますが、写真は非掲載とします。


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最後に組み立ててマスキングを剥がし、ラベルシールを貼って完成です。
主観ではありますが、ヘッドフォンにラダーを組み込んだ時の傾向はどのモデルも同じで、クリアになり耳あたりが良い音になるのは勿論、ドライバーのストロークが正確になるのがよくわかると思います。
より、そのモデルの良さが引き立てられる印象です。

どのヘッドフォンでも行ってるという訳でもないので、チューニング前に一度ご相談ください。
posted by ladder craft7 at 10:18| Comment(0) | 日記

2019年06月10日

オートマチックバイオリン用ケーブルについて

昨日は久しぶりにフォーエバーミュージック研究所にお伺いしました。

今回はオートマチックバイオリン専用の試作品ケーブルを2本持参です。


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バイオリン用と


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新型のチェロ用です。

バイオリン用はアンプを作成しておられる、東京の新日本科学さんより既に高い評価をいただいてます。
チェロ用はマルチコンタクトのLS4バナナプラグを使ったケーブルです。
もう片側の処理はまだしていない状態です。


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どちらも軽さを重視してる関係上、ラダーでは作っていません。
ラダーは軽さが売りではありますが、補強材等が入るので、突き詰めるとその分重くなってしまいます。
使ってる素材は、バイオリン用は0.07mm*7本撚り、チェロ用は0.17mm*7本撚りにポリエチレンの極薄被覆を使った超軽量ケーブルです。

重い純正ケーブルの場合は、駆動用のサウンドボックスが内部のピエゾの力が駒に対してに純粋に加わらずに、一部ケーブル方向に逃げていくという欠点が考えられます。
弊社ケーブルは超軽量の為、サウンドボックスで発生した力が逃げにくいケーブルとも言えます。
加えて、バイオリン駆動用のケーブル自体はとても柔らかいので、万が一、大切な楽器にこすれても傷はつきにくいと思います。

チェロ用ケーブルはバイオリン用と比べて床に接する事が多いので、耐久性を考えて少し硬めの被服で仕上げています。

試作品という関係上、バイオリン用ケーブルの端子は手元にあった3.5mm3極を使っていますが、実際には3.5mm2極を使用して作成します。

既にオートマチックバイオリンをお持ちの方でこれらのケーブルをご希望される方がおられれば、弊社までご連絡お願いします。

フォーエバーミュージック研究所様、新日本科学様、サウンドジュリア様でも取り寄せ可能です。
posted by ladder craft7 at 20:45| Comment(0) | 日記