弊社の場合はメインでoppoのSonica DACを使っていますが、Sonica DACは
バランスとアンバランス同時に出力出来る様になっています。
バランスはNmodeのX-pw1でスピーカー駆動、アンバランスはエルサウンド製の
分配機を経由し楽器をドライブ出来る様になっています。
この分配器は特注で5分岐まで可能な物を作っていただきました。
オートマチックバイオリンを使う上で重要なのは分岐で、どう分岐させるかで
全く別物の音に仕上がります。
弊社の場合は接続がかなり特殊なので、参考までに分岐出力の写真を掲載したい
と思います。

1、ビオラ(L・R)
2、左バイオリン(Lのみ)
3、右バイオリン(Rのみ)
4、コントラバス(L・R)
以上4台を駆動するアンプにそれぞれ繋がっており、楽器を駆動する仕組みと
なります。
ビオラはLとRの音を一緒に入力しておりますが、バイオリンはそれぞれ独立
させてステレオ感が出るようにしています。
サウンドエンジンの中には楽器に振動を与える、通称『羽』と呼ばれる物が
入っています。
1枚仕様の物と2枚仕様の物があり、1枚仕様はステレオ、2枚仕様はモノラルと
呼んでいます。
1枚仕様のステレオだとアンプ1台で楽器を2台まで駆動可能で、2枚仕様のモノ
ラルだとアンプ1台で楽器を1台駆動可能です。
当然の事ながらモノラルの方が音が強く出る傾向にあるので、もしこれから
オートマチックバイオリンの導入をお考えの方はモノラルでの使用をおすすめ
します。
加えて楽器は個体差が大きい為、同じ様な音量と音質の物を揃えられる場合は
ステレオでも問題は無いと考えますが、そうでない場合はそれぞれ音量を調整
できるモノラルの方が良いと考えます。
弊社の場合はビオラとバイオリンはモノラルで駆動しており、楽器ごとに調整
可能なシステムとなっています。
コントラバスはモノラル駆動ではありませんが、それぞれサウンドエンジンの
駆動を調整できるようになっております。