2021年02月05日

オートマチックバイオリンの接続について

今回はオートマチックバイオリンの接続についてです。

弊社の場合はメインでoppoのSonica DACを使っていますが、Sonica DACは
バランスとアンバランス同時に出力出来る様になっています。

バランスはNmodeのX-pw1でスピーカー駆動、アンバランスはエルサウンド製の
分配機を経由し楽器をドライブ出来る様になっています。
この分配器は特注で5分岐まで可能な物を作っていただきました。

オートマチックバイオリンを使う上で重要なのは分岐で、どう分岐させるかで
全く別物の音に仕上がります。
弊社の場合は接続がかなり特殊なので、参考までに分岐出力の写真を掲載したい
と思います。


IMG_0781.jpg


1、ビオラ(L・R)
2、左バイオリン(Lのみ)
3、右バイオリン(Rのみ)
4、コントラバス(L・R)
以上4台を駆動するアンプにそれぞれ繋がっており、楽器を駆動する仕組みと
なります。
ビオラはLとRの音を一緒に入力しておりますが、バイオリンはそれぞれ独立
させてステレオ感が出るようにしています。

サウンドエンジンの中には楽器に振動を与える、通称『羽』と呼ばれる物が
入っています。
1枚仕様の物と2枚仕様の物があり、1枚仕様はステレオ、2枚仕様はモノラルと
呼んでいます。
1枚仕様のステレオだとアンプ1台で楽器を2台まで駆動可能で、2枚仕様のモノ
ラルだとアンプ1台で楽器を1台駆動可能です。

当然の事ながらモノラルの方が音が強く出る傾向にあるので、もしこれから
オートマチックバイオリンの導入をお考えの方はモノラルでの使用をおすすめ
します。
加えて楽器は個体差が大きい為、同じ様な音量と音質の物を揃えられる場合は
ステレオでも問題は無いと考えますが、そうでない場合はそれぞれ音量を調整
できるモノラルの方が良いと考えます。

弊社の場合はビオラとバイオリンはモノラルで駆動しており、楽器ごとに調整
可能なシステムとなっています。
コントラバスはモノラル駆動ではありませんが、それぞれサウンドエンジンの
駆動を調整できるようになっております。
posted by ladder craft7 at 16:19| Comment(0) | 日記

2021年02月02日

ふで粉とギリ粉

去年の後半あたりから、オートマチックバイオリンの可能性を探り続ける
作業が続いております。

以前から気になっているポイントとして、いくつか挙げると
 @ 本来のバイオリンはもっと音が太く滑らかである。
 A サウンドエンジンの駒への食いつきが悪い。(特にコンバス)
 B コンバスの鳴りが弱い。
の3点です。

特にAはコンバス様のサウンドエンジンがロケットみたいに発射されて、
床やユニットに大ダメージが残るので、そういう意味でとても深刻な悩み
だったりします。
発明者の桐原氏もこの点には悩まされてるみたいです。

今回のふで粉とギリ粉はAの改善を期待し、購入する事にしました。
ふで粉とギリ粉というのは弓道で使う滑り止めだったりする訳ですが、私は
弓道をした事がないので、今回のことで存在を初めて知りました。
学生の頃は少し興味があったりしたので、通った学校に弓道部があれば
もしかしたらやってたかもしれません。

この話しはここらで置いといて、ふで粉とギリ粉。


IMG_0773.jpg


左がふで粉で、右がギリ粉。
ふで粉は籾殻や藁の灰が、ギリ粉は松脂がそれぞれ主な原料みたいです。
購入したのはどちらも不純物を取り除いた白いタイプで、少し高かったですが
それでも一つ数百円程度でした。

これをサウンドエンジンの駒に食いつく部分に塗って試してみるつもりです。
とりあえず手に付けた感想としては、ふで粉は本当に灰を白くしてサラサラに
した感じで、ギリ粉はねばりつく感じでしょうか。

第一印象としては、松脂が主成分のギリ粉に軍配が挙がりそうです。
高温で溶かして塗っていけば、もしかしたら食いつきが良くなるのでは?と
淡い期待をしております。
食いつきが良くなれば音もしっかり出てくれるかもしれないので、また
時間を見つけて実験したいと思います。
posted by ladder craft7 at 09:03| Comment(0) | 日記

2021年01月26日

あけましておめでとうございます

かなり遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

去年はコロナを含め、この小さなケーブルメーカーにもいろんな事が
ありました。
いつ記事にしようと思いながらも、結果書けない事が続いてたので更新
をする事なく一年が過ぎていった印象です。
水面下では、かなり動いた一年だったと思っております。

相変わらずですが、今年もオートマチックバイオリンにドはまり中です。
こればかりは一度聴かれないと魅力は全く理解が出来ないと思いますが、
弊社試聴室で聴かれた方からは感嘆の声があがります。
『スピーカーだけの音も素晴らしいけど、楽器の音を入れたらスピーカー
単品の音には戻れない。』
と言われる方は大多数、、、と言いますか100%です。

ラダーケーブルのブレない基音と、オートマチックバイオリンの豊かな
倍音の組み合わせが現時点では最上だと思っております。
癖のあるケーブルや、固有音の乗るケーブルにオートマチックバイオリンは
全く合いませんのでご注意ください。

昨年末にオートマチックバイオリンの音質を更に向上させる方法も発見しま
したので、また改めて掲載したいと思います。
posted by ladder craft7 at 14:51| Comment(0) | 日記